アメリカ合衆国の連邦準備銀行の一つでもある「カンザスシティ連保準備銀行」が米国ワイオミング州ジャクソンホールで毎年8月に開催される経済シンポジウムのことを「ジャクソンホール会議」と言います。
世界各国から金融界の要人となる「中央銀行代表者」が集い世界経済の金融政策などについて議論が繰り広げられることもあり、為替や株式・暗号資産(仮想通貨)の動向にも影響があります。
今回は、ビットコインを含む世界の金融市場に大きな影響を与える「ジャクソンホール会議とは?や開催日程」から「過去の歴史で与えた影響」も含めてお伝えしていきます。
パウエル議長がインフレ抑制を目指したり上げを継続する移行を改めて表明する見通しで昨年のテーパリングに引き続き大きな節目となる可能性もあり注目です!
もくじ
【2022】アメリカ開催のジャクソンホール会議とは|日本時間の日程・主催者・概要・参加国とメンバー
名称 | ジャクソンホール経済シンポジウム (Jackson Hole Economic Symposium) |
日程 | 2022年8月26日 AM10時~(東部時間・EST) |
日本時間 | 8月25日~8月27日(JST) |
場所 | アメリカ西部 ワイオミング州 ジャクソンホール |
主催者 | カンザスシティー連邦準備銀行社長兼最高経営責任者 |
形式 |
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You Tubeチャンネル | You Tubeチャンネル |
講演概要 | |
会議プログラム | -(8/24公表後掲載) |
参加国 | 世界46カ国 |
メンバー |
(など約120名程度が集う) |
1978年から開催されるジャクソンホール経済シンポジウム(略称:ジャクソンホール会議)とは、世界各国の要人が集まり重要な経済問題について議論される会議のことです。
世界各国の財務省幹部や中央銀行の代表者や幹部などの高官が集まり、アメリカのワイオミング州ジャクソンホールで開催されることもあり「ジャクソンホール会議」と呼ばれています。
2021年開催のジャクソンホール会議で、開催前から注目されている内容が「テーパリング(量的緩和の段階的縮小)の実施」で世界経済を動かすFRB(連保準備制度)の動向が注目されています。
2022年開催のジャクソンホール会議では、米連準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の公演での金融政策について物価上昇率が目標値を下回っていることへの対応を回答する説明しています。
パンデミックによる最大規模の量的緩和の縮小に向けての動きは、アメリカ経済のみならず世界経済~為替・株価などの資産などの影響も大きく暗号資産も大きく関係します。
株式投資を行っている人はよく知っていますが、実は暗号資産(仮想通貨)は株式と同じ値動きをするため「主要株式の動向」は為替に留まらず影響を煽ります。
暗号資産の値動きがチャート上で判断しきれない時は、NYダウ・S&P500・NASDAQ総合などの動向をテクニカル分析し判断すると方向性も掴めます。
そして株式や為替の情報を活用できるようになることで、暗号資産(仮想通貨)同行を正しく把握することができるようになり、結果的に資産を増やすことにも繋がります。
ジャクソンホール会議2022 テーマ概要|経済と政策の成約を再評価する
今年のテーマは、パンデミック時の経済的制約の出現と、供給の考慮事項がどのように中心的な舞台に戻ったかを探ります。
歴史的なレベルの財政および金融緩和が需要の急増につながったとしても、ボトルネックと不足により経済的供給は制限されており、その結果、世界的にインフレを押し上げる不均衡が生じています。
さらに、パンデミックに対する並外れた、しばしば革新的な世界的な政策対応は、財政の持続可能性や中央銀行のバランスシートの最終的な規模に関する懸念など、マクロ経済政策を拘束する制約について疑問を投げかけています。
今年、カンザスシティ連邦準備銀行は、ジャクソンホール経済シンポジウムの 45 周年を記念しています。
1978 年以来、銀行は毎年、世界中の著名な中央銀行家、財務大臣、学者、金融市場関係者をワイオ州ジャクソンホールで開催されるシンポジウムに招待してきました.このイベントの使命は、米国が直面している重要な経済問題について話し合うことです.そして世界経済。
経済政策シンポジウムは、世界で最も長く続いている中央銀行会議の 1 つです。ここで過去のシンポジウムのテーマと資料を調べるか、イベントの歴史的なタイムラインを表示します。
ジャクソンホール会議2021 テーマ概要|不均一な経済におけるマクロ経済政策
Covid-19パンデミックから発生する経済的ショックの注目すべき特徴は、その不均一性です。特定の業界、職種、および地域は、パンデミックの制限と活動の後退によって他の業界よりも大きな打撃を受けました。
同時に、財政と金融の両方のショックに対する大規模な政策対応は、比較的広範囲に向けられ、他のセクターが苦戦しているにもかかわらず、一部のセクターは非常に好調でした。
パンデミックショックに内在する不均一性により、政策、特に金融政策は、セクター固有のツールではなく集約されたツールを使用して、セクターや人口全体の経済的成果の幅広い相違にどのように対応すべきかという疑問が生じています。
財政当局がパンデミックに苦しむ経済を支えたため、政府債務は爆発的に増加しました。そして、金融政策と財政政策の相互作用が目立つようになりました。
さまざまな影響を伴うパンデミックショックは、富の不平等と市場集中の拡大、一種の構造的不均一性をすでに経験している経済の文脈で発生します。
この構造的な不均一性は、金融政策の実施をどのように複雑にしましたか?富の不平等、労働市場の二極化、市場の集中は金融政策の有効性に影響を及ぼしますか?
ジャクソンホール会議(Jackson Hole)が相場に与える影響3選!
ジャクソンホール会議|ビットコイン相場の過去影響
2020年に開催されたジャクソンホール会議では「期間平均で2%のインフレ率を目指す」ことを目標とし「雇用最大化・物価安定・低金利」の金融政策アプローチが取られました。
その結果は、上記の「ビットコイン・インデックス」の「↑」からも見て取れる通り、ネガティブ反応からの今日までのBTCの成長の起点になる値動きをしていることが分かります。
相場であるため複合的な要因が詰まっていますが「チャートはすべてを語る」とも言われ、不思議と必然的な方向へと随時進んでいる点は生き物であると言われる所以と言えそうです!
ジャクソンホール会議|ダウ平均株価相場の過去の影響
上記は、アメリカのダウ平均株価(アメリカの平均型株価指数)で「↑」がジャクソンホール会議が行われたタイミングを示しています。
相場の調整やトレンドの起点となる値動きを引き起こしている傾向があり、各年における長期的な経済戦略が功を奏している事が見て取れます。
経済動向の舵取りをする働きをするジャクソンホール会議でもあるため、世界中のダウだけではなくNIKKEI225等においても起因する値動きを確認できます。
ジャクソンホール会議|為替(ドル円)相場の過去影響
ジャクソンホール会議後のドル円の過去値動きは、顕著に活発化しており為替相場においても重要なシンポジウムであり月末の経済指標の予想にも大きな影響を与えます。
円安ドル高が加速する予想をされている2021年のジャクソン会議は、パウエル議長による量的緩和の縮小(テーパリング)における市場反応が最大の注目点と言えそうです。
ファンダメンタルズ分析は、直近の値動きにおいては説明がつかない場面も多い傾向にありますが、ジャクソンホール会議は別話で大きな為替相場への影響が予想されています。
ジャクソンホール会議 2022年|ビットコイン(仮想通貨・暗号資産)の値動き予想
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2021年に引き続き、2022年開催のジャクソンホール会議後のビットコインの値動き予想としては「下落基調で推移する方向で進んでいる」という見解になります。
世界中のインフレがピークアウトしたとしても、すぐに解消される問題ではなく当面は経済は停滞し下振れするパターンが予想されています。
チャート推移から見た動向に関しても、暗号資産全体の時価総額推移から見ても一度下落しないと上目線になれない状況でデリバティブ投資家としても現物投資家としても美味しい場面がいくつも想定できるため面白い展開となりそうです。
ジャクソンホール会議 2021年|ビットコイン(仮想通貨・暗号資産)の値動き予想
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ジャクソンホール会議2021年のビットコインの値動き予想は「米株動向により下落するかもしれないが現状は上昇目線で進んでいる」というのが現時点の結論になります。
ビットコインは株価に引き寄せられやすい傾向があるという話を「【2021】アメリカ開催のジャクソンホール会議とは|日本時間の日程・主催者・概要・参加国とメンバー」でも触れましたが、8月から10月まではアメリカ株は下落傾向にあります。
現状のBTC(ビットコイン)状況としては、上昇目線ではありますがトレンド力の弱さは否めませんが、ハッシュリボンの買いシグナルが出ているため(消えなければ・・・)強く上に行ってほしい場面ではあります。
上昇要因も下落要因も兼ね備えており、米株に決定的な影響を及ぼすであろうジャクソン会議後のパウエル議長を始めとする業界人の発言で大きく動くことが予想されます。
仮に下がった場合は、年来最安値を試す流れが想定できますが大幅に超える下落は考えにくい流れでもあると思っています。
従って、年来最安値付近まで下がったら買い増しという流れを想定します。(※スキャルピングではありません。月に一回程度の取引の場合です。)
ジャクソンホール会議2020年の内容|10年先のナビゲート:金融政策への影響
- なぜ成長率が低下したのか
- COVID-19経済的シャットダウンにおける危機管理
- ミクロの不確実性と政策の不確実性
- 期待と金融政策
- パンデミック後の金融政策と効果的な下限(ELB)
↑日本語の機械翻訳で閲覧可能です。2020年のジャクソンホール会議の動画は、You Tubeでも公開されています。全10話で15時間程度の濃い内容となっています。
ジャクソンホール会議の醍醐味は、要人の発言による金融市場の動きでありますが金融当局の講演内容や記者会見、疑似論文など発信される全ての情報が市場関係者の注目を浴びます。
マーケットへの影響が強い年、弱い年はありますが現時点ではマーケットが過大評価されている側面もあり現実的なパンデミック後マーケット動向には強い関心があります。
ジャクソンホール会議 2021|速報内容・ライブストリーミング
パウエル議長から、年内のテーパリング(量的緩和縮小)の開始が妥当であるという発言がありました。
雇用の回復やコロナウイルス感染症のデルタ株などの影響も含めてテーパリングのを行うとのことです。
ジャクソンホール会議|ネット上の口コミ・評判
◆今晩23:00~
ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演に市場の注目が集まります。日曜ツイートした解説への反響が高かったので、直近情勢をアップデートしてもう一度つぶやいておきます。一番下の引用ツイートには関連の「テーパリングとは?」も改めて載せています https://t.co/z23XmE6Ne6 pic.twitter.com/i64RlIpL8o— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) August 26, 2021
8/11これからの予定
CPIの結果でジャクソンホールでのパウエル議長発言への期待感が高まるか注視か pic.twitter.com/XuAneguwoj
— TEAM ハロンズ (@TeamHallons) August 11, 2021
雇用統計の反応は、今の所「ジャクソンホール会議に向けテーパリング議論が加速しそう」というものの様ですね?#OOTT pic.twitter.com/pNzuWjE0d9
— 三太郎 (@santaro_oil) August 6, 2021
ジャクソンホール会議|まとめ
今回は、テーパリングの期待もあり市場からの注目度も高い「ジャクソンホール会議とは?や開催日程」から「過去相場に与えた影響」も含めてお伝えしてきました。
相場もジャクソンホール会議に向けて不思議な静けさを感じる場面もありますが、今年の内容も含めて楽しみです。
正念場を迎える事になっているビットコインも、ジャクソンホール会議で大きく動くことが予想されています。
再度上昇するか、年来最安値を付けるキッカケになるか仮想通貨投資家として楽しみな部分でもあります。あなたの投資生活にたくさんの幸が訪れますように♪
「ビットコインや株価・為替の今後の値動き影響するジャクソンホール会議日程・過去相場や2022の予想」の再チェック!
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